2015/07/11

in secret(訂正)

存在だって、もういっそ、夢の儘で消えてしまえたら
狂った様に平凡な日を知らないままで終われるでしょう?
鈍才去って、そうきっと、夢の痕は消えてしまうから
穿った様で正常な眼を凝らしては泣いているのが好きなだけ



存在だって、もういっそ、群れの中で吼えていられたら
腐った様な感情も皆知らないままで隠せるでしょう?
金輪際は、そうきっと、夢の後も消えてしまうから
解ったような表情も飽きる程に作って来たんだよ



笑えないから笑い合ってみたり
解らないから寄り添ってみたり



本当と嘘がわずか数センチを埋められないままで
いつまでも繋いだ手を忘れられないでいる
荘厳な音を掻き鳴らしながら叫ぶこの声が
いつの日か君の元へと届く事を願って
今を終える



存在なんて、もういっそ、夢の中で生きていけるなら
狂った今日も平凡な明日も全て消えてなくなるでしょう?
曖昧だった後悔が、いつか君を潰すものならば
笑った様な表情で全部忘れた振りをするからさ  ああ



止めどない雨と鳴り止まない残響
裸足で駆けてく君の残像
「生きていたい」と言えなかった君が
生きていた世界で生きる僕だ



本当と嘘がわずか数センチを埋められないままで
いつまでも繋いだ手を忘れられないでいる
荘厳な音を掻き鳴らしながら叫ぶこの声が
いつの日か君の元へと届くはずがなくても



それでもいい、生きていたい、それだけが確かで
いつまでも君がいた事忘れられないように
今日を終える


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音に言葉を乗せるという行為(その逆かもしれない)が、なぜ生まれたのかを常に考える。


だから、体温のある歌声を聴いて欲しいと思う。
どうしても、ボーカロイドの歌声に冷たさを感じてしまう。

精進せねば。

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